〜福島で観光するならアクアマリンに行くべき理由〜
●水族館の中でお寿司を食べる!?
なんたるシュールな。
魚を見ながらお寿司を食べられると聞いて心が躍ります。
行かねば行かねば。
潮目の海の大水槽の前で食べるお寿司。
なるほど。感慨深い。
いや真面目な食育なのだ。
そして酒飲みには嬉しいなんと!ビールまで飲めちゃうと来た。
不思議な体験ができるのはここだけ。
ぜひお試しを。
【寿司処 潮目の海】
この日のメニューは、
海流丸(近海磯)
地球1号(鮪づくし)各750円(税抜)
生ビール550円
●日本で唯一サンマの常設展示
オープン当初からの目玉サンマが常設展示されている。
そして声を大きくして言いたいのが日本で唯一だということ。
恐らく世界でも!
サンマの寿命は1年半で人口孵化に成功しても展示する大きさになるのさえ3、4ヶ月かかってしまう。
時間とそして広大な施設が必要なのだ。
では、他の魚のように海で採集すれば?
ナイーブな魚で鱗が取れ運搬も難しいのだ。
展示されている大きさは食卓で見るサイズよりも小さい。
しかし、この高き技術があってこその生命。
奇しくもこの令和2年サンマの不漁が続いている。
サンマが高級魚になる時がくるかもしれない。
そんな想いを馳せてみてほしい。
食卓の魚から、立派な映えだ。
●世界でここだけバショウカジキの展示
海好きなら、
魚好きなら、
知ってますよね憧れのあの長いのを持ったかっこいいやつ!。
今は1mほどの可愛いやつですが3mになるとのこと。
ただね11年前に世界で初展示した時も2ヶ月しか生きれなかったんですね。
それほど難しいのです。
11年前から世界中の誰も成功しなかったのにここだけはまた成功したんですね。
相当たる覚悟と愛を持った展示は必見です。
バショウカジキはアクアマリンふくしまが誇る大水槽潮目の海にいます
※残念ながら12/5で展示は終了しています
●今だけ見られるクラカケアザラシ
こちらも飼育が困難で見られるのはここだけ。
そして暑さに弱いため見られないのは夏〜秋。
(※2020年の場合:8月5日〜11月でした)
さぁ急げ!
●水族館にキツネ?
環境水族館であるアクアマリンふくしまでは魚だけでない。
キツネ(フェネック)や看板犬さくらにも会えるのだ!
●金魚館
これだけでも行きたいレベルのたくさんの種類の金魚たち!
可憐な色の金魚たちにテンション上がります!
これは福島の震災でも生き延びた奇跡の金魚と同じジャンボオランダ獅子頭という金魚。
●狙い目の時間
11時から14時までが一番混みやすい時間のため、
狙い目は朝一駆け込むこと!
朝日がガラスの天井から入り込みキラキラした海中を見ることができる。
「アクアマリンふくしまに訪れてみて」
環境水族館であるアクアリンふくしまは海で生きる生物だけでなく、動植物、自然への取り組みをされています。
その中でも「命とは」というメッセージを子どもに多くの展示やイベントを通して発信している印象が強い。
伝え方はあくまでもリアルに、自然に、あるがまま。
「サンゴ礁の海」はそれを物語っている展示方の一つで、筆者が毎日潜り続けた沖縄の海を再現している。
魚たちだけでない。珊瑚が住み着く岩礁の形までもがそれを彷彿とさせる。まさにそのものなのだ。
食育といえば机で学ぶことが一般的であろう。
水槽で生き生きと泳ぐ魚を目の前に、「かわいい」「キレイ」と言う笑顔の横で、お寿司を食らう。
親は子に何を話すだろうか。
子はかわいそうだと嘆くだろうか。抵抗があってもおかしくない。
「生きる」を親子でどんな会話をすることだろうか。
まさにシンプルでストレートな食育だ。
日本で(恐らく世界で)唯一のサンマ繁殖の技術。
サンマ不漁に伴う高騰化により養殖技術が注目されつつある。
これは食卓でしか見ないサンマにこそスポットを当て日々研鑽を積みかさねきた結果だ。
何気ない生活の中で私たちは生かされていると言う強烈なメッセージではないだろうか。
楽しいだけでない学べるアクアマリンふくしま。
子ども連れもカップルもおじいちゃんおばあちゃんも訪れて絶対損しない場所だ。
今回お話を伺ったのは、
アクアマリンふくしま千野さま
同統括学芸員の古川さま
ご協力ありがとうございました